ねらい

労働組合の役割と意義について学ぶ。「基本的人権・社会権・労働基本権」とあわせて理解する。

内容

労働組合は、一人一人では立場が弱い労働者が団結し、賃金、労働時間、解雇など、労働条件について会社と交渉する組織です。日本国憲法は、労働者の人権を守るため団結権、団体交渉権、団体行動権を保障しています。そうした権利に基づいて、労働者は労働組合を結成し、使用者に対して様々な労働条件の改善を要求するようになりました。労働者の権利を守る法律も制定されました。労働時間、賃金など労働条件の最低基準を定めた労働基準法や、労働組合法、労働者と使用者の対立を調整する労働関係調整法などです。3つの法律は労働3法と呼ばれています。労働組合の存在は労働者の権利を守り生活を向上させる上で大きく貢献してきました。

労働組合
労働者が団結し経営者と交渉する組織が労働組合です。団結する権利は憲法によって保障されています。
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