ねらい

贈収賄を招きやすい入札制度。その理念と現実にはギャップがある。入札と談合の基本概念を理解する。

内容

道路や橋などをつくる公共事業。国や地方公共団体が、民間に仕事を発注して行います。その時に、どの会社と契約するか決める仕組みが入札です。市道667号線、道路補修工事につきましては、落札額1385万3千円で落札致しました。入札は、まず事業を発注する側が案件を発表します。これを公告と言います。民間企業は、自分たちが受注をしたい仕事に申し込みをします。手続きの多くはインターネットを使って行われます。入札前に、発注側はあらかじめ、予定価格を決めておきます。この価格は公表されません。入札を行い、予定価格を下回った中で最も低い金額を示した会社が落札、仕事を受注するのが原則です。ところが、入札前に、会社同士がしめし合わせて、自分たちに都合の良い金額を決めたり、ワイロを渡すなど、不正に予定価格を入手して、入札に加わったりすることがあります。これは談合と呼ばれる違法行為です。

入札・談合
道路や橋などをつくる公共事業。国や地方公共団体が、民間に仕事を発注して行います。その時に、どの会社と契約するか決める仕組みが入札です。