ねらい

高度情報社会の諸相を考察する。その利便性の認識と共に、デジタルデバイド、個人情報保護など諸課題も考える。

内容

光ファイバーや通信衛星を使った通信網の発達により、大量の情報が瞬時に伝達できるようになりました。そのため、インターネットを使ったネットワーク化が進み、情報産業が発達しました。情報への依存度が高くなるにつれ、モノより情報や知識など、ソフトが重要視される、高度情報社会になってきました。しかし、問題もあります。一つは、パソコンなどを使いこなせる人と使いこなせない人との格差、デジタルデバイドで、情報設備を整備した先進工業国と、整備できない発展途上国との間でも広がっています。2つ目は、ウィルスやトラブルによりネットワークが麻痺した時です。これまでも、ウィルスで情報が消えたり、トラブルで預金を銀行からおろせない事がありました。三つ目は、個人情報流出の危険性です。簡単に情報が手に入るという事は、情報も漏れやすいという事です。高度情報社会の便利さを享受するためには、落とし穴に注意しなければなりません。

高度情報社会
大量の情報を瞬時に伝達する高度情報社会は利点の一方で、デジタルデバイドなど様々な課題も生まれています。