ねらい

税の趣旨、種類、徴税の課題などについて学ぶ。

内容

国や地方公共団体が実施する公共サービスには、膨大な資金が必要です。その資金は主として税金でまかなわれます。税金を納めること、つまり納税は国民の三大義務の一つです。国に収める税金を国税、地方公共団体に収める税金を地方税といいます。これは、おもな税金の種類を表にまとめたものです。直接税は、納税者が直接国や地方公共団体に支払う税金です。一方、間接税は、消費税、それにタバコや、お酒などにかけられている税金です。消費者は品物を買ったときに税金を負担し、後に、生産者や販売者がまとめて納税します。所得税や住民税は、所得が多くなればなるほど税率が高くなります。これを累進課税といいます。それに対して間接税は、同じ商品を買えば同額の税金を払わなければならないので、所得の少ない人ほど所得に占める税金の割合が高くなります。そこで、所得税や住民税を軽減するなど低所得者への配慮も必要です。

税金
国や地方公共団体の資金は主に税金です。どんな種類があるのか、また徴税にはどのような配慮が必要でしょうか。