ねらい

丸い地球を平面に表現するためには様々な方法があり、世界地図は目的にあわせて使い分ける必要がある事を知る。

内容

地球の表面の様子を調べるには、地球儀を使うと便利です。例えば、陸と海の割合を見るときやそれぞれの大陸の位置を調べるときなどです。地球儀は、地球をほぼ正確に表現した地図ですが、持ち歩いたり、細かく調べたりするのには不便です。そこで、地球の表面を平面で表現するために地図がつくられました。ミカンの皮をむくようにして、平面にしてみましょう。しかし、これではゆがみが出たり、地図がつながらない部分が出てきます。そこで、これを補うようにして、いろいろな地図が出来上がりました。緯線と経線が垂直に交わるように作られた地図です。航海に役立つように考えられました。面積を正しく表現した地図です。中心からの距離と方位が正しく表現された地図です。球面である地球の表面を、全てにわたって正確に平面に描くことはできません。そこで、目的に応じてさまざまな地図がつくられたのです。

地球儀と世界地図
丸い地球は地球儀を使ってその形をうまく表現できます。また、平面の地図に表すためにいろいろな方法があります。