ねらい

日本の都道府県について関心を持つ。

内容

地図には、実際の地面には描かれていない線があります。都道府県や市町村の境界線です。これは、地域の事情に合わせ、住む人たちで地域を治めるために作られた地域区分です。現在、日本は47の都道府県に区分されていますが、この行政区分は、時代と共に変わりました。古代の律令制度では、当時政治の中心だった現在の奈良や京都周辺から海岸に沿って東海道、山陽道など、7つの道に区分し、全国を68の国と島に分けました。中には、現在も使われている名前もあります。明治になり廃藩置県が行われた後、近代国家づくりの中で、現在の区分になりました。呼び名では、東京が首都を意味する「都」が付けられ、大阪や京都の「府」にも中心地や都という意味があり、かつて中心地だった事に由来します。北海道は、明治から本格的に開拓が始まりました。当時は、東海道や山陽道など、奈良時代の地方区分にならい「北海にある地方」という意味の名前が由来です。

47都道府県
日本には47の都道府県があります。「都」「道」「府」「県」それぞれの呼び名の由来を説明します。