現在の日本は、交通や通信の発達によって、人々の行動範囲が広がり、地域の特色は変わりつつあります。そのため、日本を都道府県よりも広く捉えたほうが、より地域を理解できることもあります。日本を大きく２つに分けると、東日本と西日本に分けられます。境目は、都道府県の境界線に沿って、新潟県の糸魚川市と静岡県の静岡市をつないだ線です。わたしたちの身近な言葉や生活文化などは、この境目で分かれるものが多くあります。都道府県をもとに大きく３つにわけると、北東部、中央部、南西部と分けることができます。７つに分けると、北海道、東北、関東、中部、近畿、中国、四国、九州に分けることができます。その他にも、気候による区分や言葉による区分、生活文化による区分などがあります。日本を地域区分する場合、一般的には、都道府県を単位とすることが多いのですが、昔の道路名や国の名前を使う場合などいろいろな方法があります。