福岡県は、人口およそ500万の九州最大の県です。そのため、人や物、情報が集まり、九州地方の中心となっています。九州の玄関口、福岡にある博多駅は、山陽新幹線の終点で、九州の主要都市を結ぶ鉄道網の要となっています。また福岡には、行政機関や金融機関などが集中している他、ソフトウェアなど情報の生産基地となり、九州の「金融センター」ともいわれています。北九州市に広がる工業地域は、日本の４大工業地帯の一つとして、製鉄業を中心に発展してきました。しかし産業構造が変化し新しい産業都市を目指して、北九州テクノパークやテクノセンターが建設されました。2006年には、新北九州空港も開港し、福岡県は、九州地方の中心地としての機能を一層強くしています。