ねらい

各地の生活文化を知り、その自然的、歴史的背景を考える。

内容

高知県は北に四国山地、南に太平洋という自然条件にあるため、他の地域からの影響が少なく、独特な文化を育んできました。南国の熱気を感じさせる「よさこい祭り」。これは戦後の景気復興策として始められた祭りですが、現在では全国各地のよさこい祭りとして広まっています。高知城の付近で毎週開かれる日曜市は、300年もの歴史を持つ市です。野菜や雑貨など様々なものが売られており、人々の生活に根付いています。高知の海岸を流れる黒潮は漁業を発達させてきました。室戸では江戸時代から捕鯨が行われ、その技術や組織、鯨を食べることが一つの文化を作りだしていました。黒潮の恵みがもたらす漁業は、今でもカツオ漁や遠洋漁業に引き継がれています。中でも土佐清水市は鰹節を江戸時代から作り始め、その製法を確立したことで知られています。

高知県の生活と文化
山と海に囲まれた高知県では、他の地域とは異なる特色のある生活文化を持っています。