ねらい

各地の中心都市とその主要な産業について知り、その地域で果たしている役割を考える。

内容

広島県は面積の約8割を山地が占めていて、平地が限られています。このため県内の都市は、広島市、福山市、呉市など、海沿いの平地に集まっています。県庁所在地の広島市の人口は119万。県の人口の4割以上が暮らし、中国・四国地方の経済の中心となっています。市街地は、太田川下流の三角州を中心に発展し、その後郊外の丘陵地にまで開発が進みましたが、2014年、記録的大雨による大規模な土砂崩れが起こり被害を受けました。広島は自動車産業が盛んです。国内だけでなく、北米やヨーロッパに向けても輸出されています。自動車産業の発展とともに、周辺には関連する部品工場なども立地していて、多くの人が働いています。一方で、人口の集中にともない、広島市は住宅の不足や交通渋滞の問題に直面しました。近年、隣接する東広島(ひがしひろしま)市など東側の地域では、台地を切り開いて大学を移転したり、企業が進出したりと開発が進んでいます。

広島県の都市と人口集中
広島県の人口の多くは、数少ない平野部に集中しています。産業も広島市を中心に集中しています。
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中国広島都市産業開発