ねらい

各地方の自然的な特色について知り、それがどんな文化を生み出しているかに関心を持つ。

内容

本州中央部のやや西側に位置する近畿地方は、大阪、京都、三重、滋賀、兵庫、奈良、和歌山の2府5県からなります。面積は全国の8.8%、人口は約2200万です。北部はなだらかな山地が続き、季節風の影響で冬は雨や雪が多く降ります。一方、南部はけわしい紀伊山地がそびえています。南からの黒潮の影響で、温暖で雨の多い地域です。そのため樹木の成長が早く、杉やひのきを生産する林業が盛んでした。温暖な気候を利用して栽培される梅やみかんも、和歌山県の特産品です。南北の山地に囲まれた中央部には、大阪平野や播磨平野など平地が広がります。さらに奈良盆地や京都盆地などの盆地があります。古くから都がおかれ、日本の文化の中心でした。盆地を中心に夏は暑さが厳しく、冬は冷え込み、1年の気温の差が大きいのが特徴です。そして、日本で一番大きい湖「琵琶湖」があり、近畿地方の人々の生活を支える貴重な水源となっています。

近畿地方の自然
近畿地方の気候の特色を説明します。
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