ねらい

鉄砲の伝来が、戦国の世にどのような影響を与えたか考える。

内容

1543年、九州の南種子島に、一隻の中国船が流れ着きました。この船に乗っていたポルトガル人が、2丁の鉄砲を持っていました。鉄砲は、瞬く間に各地に伝えられ、戦国時代の戦い方を一変させていきます。この時伝わった鉄砲は、「火縄銃」と言います。引き金を引くと、火挟に付いた火縄が、バネ仕掛けによって火皿に押し付けられます。火皿と銃口の内部とは、火穴という小さな穴で繋がっています。火縄によって、火皿においた火薬に火がつくと、銃口内部に詰められた火薬に引火して爆発し、弾丸が発射されるのです。実際に火縄銃を撃つ様子を見てみましょう。はじめに、銃口の先から火薬、弾丸の順番に詰め込み、鉄砲についている木の棒で押し込みます。火皿にも、少量の火薬を載せます。この火薬がこぼれないように、火蓋を閉じておきます。火縄を火挟みにとりつけて、射撃のチャンスを待ちます。狙いを定めたら、火蓋をあけて引き金を引きます。

鉄砲伝来
種子島に漂着したポルトガル人によって、鉄砲が伝えられました。