ねらい

豪華な桃山文化を知り、現在につながる、「能」や「茶道」を生み出した事を知る。

内容

織田信長や豊臣秀吉といった新たな権力者。そして、彼らによって保護され成長した大商人。安土桃山時代の文化は、こうした人々の活力を反映した、豪華で華やかなものでした。信長が建てた安土城、秀吉が建てた大阪城をはじめ、壮大な天守閣を持つ城が、各地に建てられました。白い壁の美しさから白鷺城とも呼ばれる姫路城は、築城当時の建物がほぼそのままの形で残されている数少ない例です。狩野永徳により、鮮やかな色彩で力強く描かれた唐獅子図屏風。当時流行した画風を、よく表わしていると言われています。永徳は、安土城や大阪城の襖絵を描くなど、当時最も活躍した絵師の一人です。豪華で華やかな建築・絵画が流行する一方で、深い味わいを求める能楽や飾りを捨てる茶の湯なども好まれました。千利休によって作られたとされる茶室、妙喜庵待庵は、「極限まで無駄を省いて緊張感を作り出す」という利休が目指した茶の湯の世界を見事に表わしています。

桃山文化
信長や秀吉の支配の下で、豪華な文化が生まれました。