ねらい

ヨーロッパでの対立が、世界の国々が二つに分かれて戦う世界戦争となったこと、日本もそれに巻き込まれていくことを知る。

内容

20世紀の初め、ヨーロッパではドイツ・オーストリア・イタリアの「三国同盟」と、イギリス・フランス・ロシアの「三国協商」が対立していました。そんな中、1914年にオーストリア皇太子夫妻が暗殺されるという事件が起きました。これをきっかけとして、世界的規模の戦争・第一次世界大戦が始まりました。ただし、三国同盟に加わっていたイタリアは、三国協商・連合国側について参戦しています。ヨーロッパを主な戦場としたこの戦争は、当初の予想に反して長期化・総力戦化し、莫大な人員と物資が投入されていきます。日本は、日英同盟に基づいて、連合国の一員としてこの戦争に加わりました。そして、ドイツが東アジアや太平洋に領有していた地域を占領して勢力を拡大。日本は、大国の仲間入りを果たします。4年以上にわたった大戦は、1918年11月、ドイツの降伏によって終結します。戦死者はおよそ900万人、負傷者は2000万人を超えました。

第一次世界大戦
ヨーロッパでの各国対立から、初めて世界規模の大戦争が起こりました。