ねらい

普通選挙の導入によって、社会がどのように変わったか考える。また、女性には戦後まで選挙権が無かった事を知る。

内容

1924年に成立した加藤高明(たかあき)内閣は、普通選挙を求める民衆の声に応えて、翌1925年、25歳以上の全ての男子に選挙権を与える「普通選挙法(ふつうせんきょほう)」を制定しました。3年後の1928年、普通選挙法による初めての選挙が行われます。有権者は、それまでの4倍、およそ1250万人に増えました。しかし、女性には、依然として参政権が与えられていませんでした。市川房枝(いちかわふさえ)らによって設立された「新婦人協会(しんふじんきょうかい)」は、女性の参政権獲得を目指す運動に取り組んでいきます。結局、女性の参政権が認められたのは、第二次世界大戦後のことでした。

普通選挙
25歳以上の男子による選挙が始まりました。