ねらい

戦時下の労働力不足が、女性や子どもを巻き込みんでいく様子を知る。

内容

第二次世界大戦中、働き盛りの成年男子は、徴兵されて戦地に送られていきました。労働力の不足が深刻化した工場や鉱山などでは、女性が重要な働き手となりました。「男のすべてが、戦場に血みどろの戦いを繰り返している時…男子に代わって決戦増産への勤労への道である」さらに、10代前半の中学生や女学生までもが、働かされるようになっていきます。「一機でも多くの飛行機を前線へ…苛烈なる航空決戦に参加している」朝鮮や中国から強制的に日本に連れて来られた人々もいました。その多くが、炭鉱などの厳しい労働現場で働かされたのです。その数は、朝鮮人がおよそ70万人、中国人がおよそ4万人といわれています。

勤労動員
戦時下、女性や子どもが労働力となりました。強制的に働かされた中国朝鮮人などもいました。