ねらい

敗戦後の改革として、どのような教育が重視されたのか考える。

内容

第二次世界大戦終了直後、空襲によって焼け野原になった都市では、筵(むしろ)を敷いたり焼け残った机と椅子を並べたりして授業を行う姿が見られました。「これからの君たちは、どうして生きたらいいか。まず第一に、算数にも、理科にも、すべて何ごとにも科学的な考え方、嘘でない真実を尊ぶ考え方でいかなければなりません。お互いに手をがっちり握って、助け合って、真の新しい民主的な日本を建設しなければなりません」戦争中に見られた軍国主義的な内容の授業は排除され、教育の民主化が進みました。新しい教科書が出来るまでは、それまで使っていた教科書の一部を墨で塗りつぶして使っていました。1947年には、「教育基本法」が制定されました。義務教育は小・中学校の9年間、大学までは6・3・3・4の16年間とすること、男女共学とすることなどが決められました。

教育の民主化
戦後の改革の一環として、教育の民主化が進められました。