ねらい

今につながる急速な経済発展を、何がもたらしたのか考える。

内容

日本経済は、朝鮮戦争をきっかけに立ち直り、国民生活も安定しました。1960年代になると、経済発展に、さらに拍車がかかります。池田勇人(はやと)内閣は「所得倍増」をスローガンに掲げ、全国的な重化学工業化を図りました。各企業は、オートメーション化などの設備投資を盛んに行い、それが新たな設備投資を生んで、急速な経済発展が実現していきます。東京から名古屋にかけての「太平洋ベルト地帯」には、巨大な石油化学コンビナートが建設されました。高速道路や新幹線など交通網の整備も進み、経済成長を支える基盤が着々と整えられていきます。1968年、日本はGNP・国民総生産で、資本主義国中、第2位になりました。

高度経済成長
1960年代、日本は急速に経済成長しました。