ねらい

韓国との国交回復と、その後の問題について知る。

内容

第二次世界大戦後、中国をはじめとする東アジアの国々との関係樹立は、日本の外交にとって大きな課題でした。転機となったのは、「ベトナム戦争」です。アメリカは、1965年からこの戦争に全面的な介入を始めましたが、戦争終結の見通しは立ちませんでした。アメリカは、東アジアにおける資本主義国家の結びつきを強めることを考え始めます。1965年6月、アメリカの強い後押しもあって、日本は、韓国・大韓民国と「日韓基本条約」を結びました。この条約は、韓国が朝鮮半島における唯一の合法的政府であると認める内容でした。そのため、北朝鮮・朝鮮民主主義人民共和国を無視することになると、強い反対運動もありました。北朝鮮との関係改善は、大きな課題として残されました。

日韓基本条約
日本は韓国との間に条約を結びました。