ねらい

各地の産業の特色を知り、地理的条件との関連やほかの地域との関わりを考える。

内容

京都、大阪と金沢、名古屋、東京を結ぶ鉄道、道路の多くが滋賀県を通ります。鉄道が開通するまでは、琵琶湖の水運が京都へ物資を輸送するための大動脈でした。輸送ばかりでなく琵琶湖は、周辺地域の多くの人々の生活を支えています。京都に水を送るために作られた琵琶湖疎水です。大津市、京都市の蹴上(けあげ)を経て、鴨川にいたる水路です。かつては、物資の運搬にも使われていました。さらにこの水は、水力発電にも利用していました。蹴上発電所は、日本最初の発電所として、現在でも使われています。飲み水にも利用され、琵琶湖から流れ出る水は、滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県の4つの府県、1400万人の人々の水道用水として利用されています。琵琶湖を初め、滋賀県は他の地域とを強く結びつけているのです。

滋賀県の産業
滋賀県は、琵琶湖を利用した水運の拠点として発達してきました。
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