ねらい

環境の悪化と、改善のための努力について知る。

内容

滋賀県のおよそ6分の1の面積を持つ琵琶湖。京阪神の水がめとして、人々の生活を支えています。しかし昭和30年代後半、琵琶湖の水を求めて湖畔に多くの工場が建てられました。そして工場排水が大量に琵琶湖に流れ込むようになったのですまた、家庭排水も琵琶湖に流れ込みます。特にリンを含む合成洗剤は、湖の汚染につながりました。1977年、琵琶湖に初めて赤潮が発生します。琵琶湖の富栄養化は進み、赤潮は毎年発生するようになりました。1983年には更に悪化しアオコも発生しました。住民はリンを含む合成洗剤を使うのをやめ、粉石けんを使う運動を始めました。リンを含む合成洗剤の使用を禁止する条例も施行されました。その後も下水道の整備を進め、湖畔に水質浄化の役割を果たすヨシを植えるなど、琵琶湖の水質を良くする取り組みが続けられています。

琵琶湖の環境問題
琵琶湖では水の汚染が問題になり、水質改善のための取り組みが続いています。