ねらい

各地方の自然的な特色について知り、それがどんな文化を生み出しているかに関心を持つ。

内容

兵庫県は、日本海側と太平洋側にまたがり広い面積をもちます。中央部には中国山地に連なる山地があり、県の面積の8割を占めて山陰側と山陽側に2分しています。山地は海岸近くまで迫り、日本海側では山陰海岸国立公園を、瀬戸内側では六甲山地が瀬戸内海国立公園の一部となっています。山陰側には平野は発達していませんが、瀬戸内側には山地から流れる河川は播磨平野を形成しています。また兵庫県は、かつては地下資源の宝庫といわれ、城崎温泉や有馬温泉など古くから温泉に恵まれています。南北に長い兵庫県の気候は、年間の平均気温はあまり変りませんが、日本海気候に属する北部は降水量が多く、冬は雪が積もります。一方、瀬戸内気候に属する南部では、雨が少なく晴れの日が多いのが特徴です。そして淡路島の南岸は、太平洋気候で温暖多雨の地域です。そのため花卉栽培に適しています。また、標高の高い中央山地は内陸性の気候に近くなっています。

兵庫県の自然
兵庫県は日本海側と瀬戸内海側、それぞれに特色のある自然があります。
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