ねらい

各地方の自然的な特色について知り、それがどんな文化を生み出しているかに関心を持つ。

内容

愛知県の地形は、大きく二つに分けられます。北東部の山地、丘陵部と、南西部の平野部です。県の東部は、三河地方と呼ばれ、比較的温暖です。岡崎地方は農業が盛んで、日本のデンマークと呼ばれた程の農業先進地でした。県の西部は尾張地方と呼ばれ、濃尾平野が位置し、夏の高温多湿と冬の伊吹おろしによって寒暖の差の激しいところです。その南部は、日本列島で標高が最も低く水害を受けやすい地域です。尾張丘陵の瀬戸地方は粘土層があり、日本最大の、陶器用の土の産地で、陶磁器産業を支えています。伊勢湾の奥は、長い年月にわたって木曽三川がもたらした土砂が堆積し、遠浅の海となっていて干拓・埋め立てが進んでいます。三河湾は水深が20メートル以下で、クルマエビやカレイなど魚介類が豊富で、沿岸漁業が盛んなほか、海苔の養殖にも適しています。

愛知県の自然
愛知県の自然は北東部の山地と、南西部の平野に大きく分けられます。
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