愛知県の産業を代表する自動車産業。愛知県の工業出荷額は全国第一位です。豊田市では労働人口のおよそ５０％が自動車に関係のある仕事に携わっているなど、愛知県と自動車工業は切り離せない関係にあります。日本の自動車産業は１９３３年豊田自動織機が国産自動車の生産を始めたことから発展しました。戦後、乗用車の生産は伸び続け、１９６０年代には高度経済成長とともにマイカー時代を迎え、豊田市を中心とする自動車工業はますます盛んになっていきます。その他にも航空機産業や繊維産業が盛んで、繊維産業は、1960年代まで中京工業地帯の中心でした。また瀬戸、常滑、名古屋などでは、焼き物に適した土を利用し窯業が盛んです。輸出用の食器やタイル、瓦など多くの陶器が生産されています。日本列島のほぼ中央に位置し、物流の拠点としても有利なこともあり、愛知県は製造業がとても盛んになっています。