ねらい

各地方の自然的な特色について知り、それがどんな文化を生み出しているかに関心を持つ。

内容

本州の南東部に位置する関東地方は、東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、群馬、栃木の1都6県からなります。面積は全国の8.6%、人口は約4300万です。利根川などが運び込んだ土砂によってつくられた低地と、火山灰が積もってできた「関東ローム」におおわれた台地、おもにこの2つでできた日本最大級の平野、関東平野が広がっています。夏と冬の気温差が大きく、降水量が少ないのが特徴です。冬は乾燥し「からっ風」と呼ばれる北西からの冷たい季節風が吹きます。夏は蒸し暑く、内陸部で高温になり、とくに都心部では「ヒートアイランド現象」がみられます。そして近年は、極地的大雨「ゲリラ豪雨」の頻度が高まっています。東京の都心から南へ千キロ離れた小笠原諸島は、一年中暖かい亜熱帯の気候で美しい海が広がります。この島でしか見られない生き物や植物が多く、貴重な固有種の割合が高いことが評価され、平成23年世界自然遺産に登録されました。

関東地方の自然
広大な平野部を持つ関東地方の自然の特色を解説します。