ねらい

日本の中心都市の周辺の様子を知り、どのような問題が起こっているか知る。

内容

東京都心から西へおよそ30キロ。八王子市、町田市など4つの市にまたがる「多摩ニュータウン」です。総面積およそ3千ヘクタールの日本最大規模のニュータウンです。1960年代に開発が始まりました。当時の東京都心は、人口が増え続け住宅が不足し、深刻な問題になっていました。そこで開発されたのが、多摩ニュータウンです。住宅だけでなく、交通網や商業施設を計画的に建設するまちづくりはその後、各地につくられたニュータウンのモデルとなりました。しかし開発からおよそ50年経ち、建物の老朽化や、住民の高齢化などが問題になってきました。今、民間の手によって古い団地の建て替えや改修などが進められています。時代に合わせ、住宅に保育園を併設するなどして、若い世代が暮らしやすい新しい街づくりが始まっています。

東京都 郊外の様子・多摩ニュータウン
東京近郊は巨大な住宅街が発達しましたが、近年では老朽化や住民の高齢化が問題になり、建て替えや改修が進んでいます。