ねらい

市町村合併によって、あたらしい町ができたのは、なぜか考える。

内容

2005年4月、埼玉県西部の秩父、吉田、荒川、大滝の4市町村が合併し、新しい秩父市が誕生しました。人口およそ7万2千、面積578平方キロメートルで埼玉県一の広さです。秩父山地の山々に囲まれ、盆地にある旧秩父市は、人口がおよそ6万。この地方の中心で、絹織物の産地として古くから栄えてきました。セメントの産地としても有名です。旧吉田町は秩父山地の北部にあり、農業と林業の町ですが、古くは絹の取り引きが行われる市場で賑わいました。旧荒川村は荒川沿いの村で山林が広い面積を占め、農林業の地域です。奥秩父の玄関口でもあります。旧大滝村は96%が山林ですが、埼玉県で一番広い村です。大滝には古くから山岳信仰の本山として知られる三峰神社があります。財政基盤が弱い小さな町村は、合併などにより財政の安定を求められます。新しい秩父市は、産業、観光など、これまで以上に安定した豊かな町づくりが期待されています。

埼玉県の市町村合併
秩父周辺の4市町村が合併して新しい秩父市ができました。