ねらい

各地方の自然的な特色について知り、それがどんな文化を生み出しているかに関心を持つ。

内容

山形県は、宮城県との県境にあたる東側一帯に奥羽山脈が連なり、西部には朝日連峰、南部には飯豊山地が聳えています。そして、その中央には最上川が流れています。全長およそ230キロ、南から米沢、山形、新庄などの盆地を結びながら流れ、下流で広大な庄内平野を形作っているため、昔は物資輸送の大動脈でした。県域の大半を山地が占めている山形県では、県民の多くが最上川の流域に住んでいます。気候は内陸の盆地では寒暖の差が大きく、山形盆地の夏は特に暑いことで知られます。一方、冬の季節風が吹き込む米沢盆地などは豪雪地帯となっていて、また庄内平野は強い季節風が吹きつけます。庄内平野の北端、秋田県との県境には、出羽山地の最高峰である鳥海山が聳えています。標高2236メートルの鳥海山は、出羽富士とも呼ばれています。

山形県の自然
山形県は最上川を中心にいくつかの盆地があります。