ねらい

各地方の自然的な特色について知り、それがどんな文化を生み出しているかに関心を持つ。

内容

岩手県は約1万5千平方kmで北海道に次ぐ面積があり、地形的には奥羽山脈、北上盆地、北上高地の3つに分けられます。奥羽山脈は、青森県から福島県まで続く、日本で最も長い山脈で、岩手県では北から南に縦断しています。この山脈は、火山の噴出によって形成されたもので、八幡平、岩手山などの山々が連なり、国立公園の雄大な景観をつくっています。奥羽山脈の山間には、山村が点在するほか、松川、花巻、湯田などの温泉地に恵まれていて地熱発電所もあります。また、奥羽山脈の山ろくでは、古くから乳牛の飼育が行われており、酪農地域を形成しています。岩手山の南の山ろくには、東西5キロ、南北13キロにもおよび、3千ヘクタールもの面積を持つ巨大な農場、小岩井農場があります。農場内では、酪農のほか、山林事業、緑化造園事業などを展開しており、また、観光地としても人気を集めています。

岩手県の地域(奥羽山脈周辺)
岩手県中央部の山脈地帯の様子です。