ねらい

各地の農業生産の特色を知り、自然的、社会的条件との関わりを考える。

内容

どこまでも広がる大地。北海道の農業は、この広大な土地を生かし、大規模に行われています。砂糖の原料となるてんさいに、あずき、じゃがいも、小麦、かぼちゃ、たまねぎなど、北海道はこれらの農産物の生産量全国一位。特に畑作が盛んなのが十勝平野です。十勝地方の農家一戸あたりの耕地面積は37.8ヘクタール。全国平均の20倍近くになります。大型機械を使い、作業の効率化を図っています。畑では、気温の低い土地での栽培に適した、じゃがいもやてんさい、小麦などが栽培されます。北海道の東部に広がる根釧台地。牧草が育ちやすいため酪農が盛んです。一戸あたりの乳牛飼育頭数は121頭で全国平均の1.5倍。酪農も大規模な生産を行っています。生乳の生産量は390万トン以上。全国で生産される牛乳の半分以上が北海道産です。7割は主にバターやチーズに加工され、全国に出荷されています。北海道は日本の食糧基地と言われています。

北海道の農業
北海道はジャガイモなどの農業が盛んです。また酪農も広く行われています。