ねらい

社会保障制度の公衆衛生について理解する。

内容

社会保障制度とは、けがや病気、失業など、やむを得ない理由で生活が不安定になったときに、国が生活を保障する制度です。日本の社会保障制度は「社会保険」、「公的扶助」、「社会福祉」、「公衆衛生」の4つの柱からなります。このうち公衆衛生は、病気の予防や治療、衛生教育などによって国民の健康増進を図り、食品衛生や大気汚染などの公害対策を通して環境衛生の改善を図ろうとするものです。1950年代の結核病棟の様子です。かつて日本の死亡率一位だった結核ですが、予防接種などの公衆衛生の徹底によって死亡者の数は急激に減少しました。さらにこちらは、1960年代の東京の様子です。まちにゴミが散乱しています。この頃はゴミの回収が月に数回と少なく、しかも不定期でした。公衆衛生の向上により今ではごみ収集の仕組みが整えられ、街がきれいに保たれています。各自治体に設置された保健所が中心になって、取り組んでいます。

社会保障-公衆衛生
社会保障制度の公衆衛生について説明します。