ねらい

少子高齢社会はどのようにして到来するのか。またそこで生じる諸課題は何かを考える。

内容

日本は今、少子高齢社会を迎えています。合計特殊出生率は年々減り続け、1975年に2.0を下回り、2005年は1.26まで下がりました。一方2015年の平均寿命は男性が80.79歳。女性が87.05歳です。2013年には65歳以上の高齢者が人口の26.8%、2025年には30.3%を占めると予測されています。少子高齢社会には多くの課題があります。一つは公的年金。年金を受ける高齢者が増える一方、納付する人たちが少なくなってしまうため、制度が成り立たなくなる恐れがあります。介護の問題も深刻です。高齢者が増える一方、介護の担い手が減ってしまうからです。現役世代の労働力不足や、働く意欲や能力がありながら仕事につけない高齢者が増えているという問題もあります。少子高齢社会では、高齢者を活かす制度作りや、社会保障制度の改革などに、取り組まなければなりません。

少子高齢化
現在の日本が抱える最も深刻な問題の一つが少子高齢社会への対策です。何が問題なのか考えましょう。