ねらい

年金制度の理念、種類、課題を学習する。「社会保険」、「少子高齢社会」と共に理解する。

内容

わたしたちは、高齢、病気、障害などによって、所得がなくなった時、社会保障制度の下で定期的にお金をもらえるようになっています。それが年金です。年金には公的年金と私的年金があります。公的年金は、国や地方公共団体が運営する年金で、国民年金、厚生年金、共済年金などがあります。公的年金は二階建て構造になっています。1階部分は、すべての国民が加入する国民年金です。2階部分にあたるのが、民間企業で働く人々を対象にした厚生年金や、公務員などが加入する共済年金です。厚生年金や共済年金は、国民年金に上乗せして支給されます。国民年金は20歳になったら、だれもが必ず加入しなければなりませんが実際の納付率はまだ60%程度です。年金は老後の生活を安定させる上で欠かせません。しかし、少子高齢社会を迎え、このままでは年金制度が立ち行かなくなるのではないかと心配されています。

年金
無所得になった時、収入を維持する制度が年金です。しかし、少子高齢社会の到来は制度の見直しを迫ります。