ねらい

石炭から石油にエネルギー資源の中心が移った事を知り、その原因を考える。

内容

近代の日本において、石炭はエネルギーの中心でした。明治時代からたくさんの炭鉱が開かれていきました。石炭は日本の貴重なエネルギー資源だったのです。しかし、1960年代にエネルギー革命が起こります。石油が登場すると、海外でたくさんの油田が開発されました。石油は石炭と違い液体なので、輸送に便利で安く手に入るようになったのです。また、その頃の日本は高度経済成長期に入り、国民の所得は増え、大量生産、大量消費の時代に突入しました。マイカーブームなども起こって、石油の需要は増していきました。一方、石炭を使っていた機関車や船舶は姿を消していったのです。そのため、多くの炭鉱が廃坑に追い込まれていきました。現在日本はエネルギー資源のほとんどを海外から輸入しています。

日本のエネルギーと鉱産資源
かつてはエネルギー資源の中心だった石炭ですが、石油が使われるようになると、日本では多くの炭坑が廃坑になりました。