ねらい

日本の各産業の特色を知り、どんな問題が起こっているか考える。

内容

日本は長い間、米は自分の国でつくるものと考えていました。しかし現在、外国から米も輸入されるようになりました。アメリカでは、日本のように田植えをせず、飛行機で種をまきます。こうした大規模な農業は、生産コストを下げることができ、安い米をつくることができるのです。外国の安い米や他の産地との競争に打ち勝つために、稲作地域では、よりおいしい米づくりを目指すようになりました。また、食生活の洋風化が進み、米の消費量も減っています。そのため、田んぼを畑に変え、他の作物をつくる農家もでてきました。かつての田んぼは、ハウス栽培のピーマンの畑に変わりました。日本を代表する農業、稲作は、外国との競争に加え、国内の他の産地との競争にもさらされているのです。

日本の農業(稲作)
日本の農業を代表する稲作。しかし最近では外国産の米の輸入や、国内の産地間の競争など、稲作農家への逆風も高まっています。
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