ねらい

国の産業の特色を知り、地理的条件との関連やほかの地域との関わりを考える。

内容

ヨーロッパの西部にあるオランダ。北海道より緯度が北に位置しますが、偏西風というあたたかい風が吹きます。平らな土地が広がり、国土の半分が農地です。牧草がよく育ち酪農や畜産が盛んです。農産物の輸出額はアメリカに次いで世界第2位です。オランダで生産される肉類や乳製品は、ヨーロッパ諸国へ輸出されています。中でも、チーズは特産品として有名で、毎年70万トン以上が生産され、このうち7割以上が世界各国へと輸出されています。また、チューリップをはじめとした花の栽培も盛んです。涼しい気候と湿り気のある土地が、チューリップの栽培に適しているのです。8千もの品種があるというチューリップ。オランダでは、今も新種の開発が盛んに行われています。オランダには、世界最大の取引量を誇る花の卸売市場があります。国内で作られたものだけでなく世界各国で栽培された切り花や草木などが集められます。その数は年間125億本。

オランダの産業
オランダは、チューリップなどの花の栽培のほか、酪農も盛んです。
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産業農業酪農畜産輸出