ねらい

各国の自然的な特色について知り、それがどんな文化を生み出しているかに関心を持つ。

内容

オーストラリアは、大陸の中で最も小さく、島大陸と呼ばれています。しかし、その面積は日本のおよそ20倍です。また、中緯度高圧帯に位置しているため、沿岸部を除けば、年間降水量が500ミリ以下と少なく、世界一乾燥した大陸です。地形は、起伏の少ない平坦な大陸で、東部高地、中央低地、西部台地の3つに大きく分けられ、気候もそれぞれ違います。東部の沿岸部は、温暖で降水量の多い地域で、大きな都市がいくつもあります。オーストラリア最大の都市、シドニーもその一つです。中央低地は半乾燥地帯で、居住地は殆どなく、牛や羊の放牧が行われています。国土の3分の2を占める西部台地は、高度300~700メートルの台地をなす卓上地です。中央には砂漠地域が広がっていますが、世界最大の一枚岩からなるエアーズロックもこの地域にあります。西の沿岸部は、インド洋沿岸で、地中海性気候のため暖かく、過ごしやすい場所です。

オーストラリアの国土と自然
オーストラリアの中央部は乾燥地帯。沿岸部に都市が集まっています。
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