ねらい

各国の農業生産の特色を知り、自然的、社会的条件との関わりを考える。

内容

オージービーフは、オーストラリアで生産されている牛肉です。オーストラリアでは、広大な土地で牧畜を行っており、オーストラリアの主要産業の一つになっています。大きな農場では牛を追うのに、オートバイやヘリコプターで行うことも珍しくありません。東部のテーブルランドはオーストラリア最大の畜産地帯です。ここには、日本企業が進出し、大規模な飼育を行っています。大きな柵で囲い牛を管理する「フィードロット」と呼ばれる方法です。ここでは、日本人好みの霜降りの牛肉を作るために、カロリーが高く脂肪を作りやすい、大麦やキビなどの飼料穀物を主な餌にしています。最近は、生きたままの牛の輸出も増えており、日本にも多く輸出されています。また、大都市近郊やマーレー川流域では、小麦や野菜、果物の栽培も行われています。特に小麦は、牛肉とともに、オーストラリアの主要な輸出品になっています。

オーストラリアの農業
オーストラリアは、牧畜や穀物生産が盛んな農業国です。