ねらい

橋が地域にどのような影響を与えるか考える。

内容

1988年、本州の岡山県と四国の香川県を結ぶ瀬戸大橋が開通しました。上に瀬戸中央自動車道、下にJR瀬戸大橋線が通り、道路と鉄道の併用橋として世界一の長さを誇ります。それまで連絡船で片道2時間近くかかっていた岡山市と高松市の間を、電車を使えば1時間で行き来ができるようになりました。さらに、1998年には、神戸市と淡路島の間を結ぶ明石海峡大橋が開通。神戸と徳島県の鳴門が結ばれました。1999年には、広島県尾道市、愛媛県今治市を結ぶしまなみ街道が開通。これら3つのルートを合わせて本州四国連絡橋と呼んでいます。これにより、四国から、みかんやレタスなどの果物や野菜、カツオなどの水産物が、新鮮なうちに本州に届けられるようになりました。しまなみ海道にはサイクリングロードが備えられ、多くの自転車愛好家たちが訪れています。本州四国連絡橋は各地域の結びつきを強くし、産業や暮らしに大きな変化をもたらしたのです。

本州四国連絡橋
本州と四国を結ぶ本州四国連絡橋によって人や物の流れが大きく変わってきました。