世界は太陽から受ける熱の量が多いか少ないかによって、気温の高いところと低いところに分かれます。赤道から北極、南極の方向に向かって、熱帯、温帯、冷帯、寒帯　の順に気候がならびます熱帯と乾燥帯があります。そして、熱帯と温帯の間に、ほとんど雨の降らない乾燥帯があります。赤道近くで暖められた空気は、上昇して雨を降らせ、熱帯の気候を作ります。しかし、この空気が降りてきたところでは、雲ができずに、雨が少なくなります。そのため、熱帯のすぐ隣には乾燥帯ができるのです。気温は、太陽からの熱量の他に、海流にも影響されます。黒潮やメキシコ湾流などの温かい海からの暖流が流れる地域は、同じ緯度でもほかの地域より暖かくなります。一方、寒流が流れる地域は寒くなります。地球上には、気温や降水の違いで様々な気候があるのです。