ねらい

消費者とのつながりを大切にした農家の取り組みを知る。消費者の願いとそれに対する農家の工夫とを関連付けながら読み取ることができる。

内容

みかん生産量が日本一の愛媛県。西予市明浜町には、化学肥料や農薬をなるべく使わない、グループがあります。安全でおいしいみかんを作りたい思いで、1974年に作られ、今では、町の多くの農家が参加。2001年には「ISO14001」という国際環境規格を取得。ISOという国際機関が、環境を守る努力をしている会社や団体に認めている国際的な規格で、それを得るためには、環境にやさしい方法で生産に取り組んでいる事を示さなければなりません。このグループでは、全ての農家がコンピュータを持っています。栽培方法などの記録を事務所に送るためで、農家のデータは、インターネットで消費者にも公開。消費者の意見や要望も直接、農家に伝えられます。消費者からの手紙には「安心して食べられた」「がんばって」といった声も寄せられ、農家の人たちは、消費者とのつながりを大切にしながら、自然環境を考えたみかん栽培を続けたいと考えています。

みかんの有機栽培
国際的な環境規格を取得し、自然環境と消費者とのつながりを大切にしながら、安全でおいしいミカン作りを行っている愛媛県のグループを紹介します。