ねらい

臼の材料には太い丈夫なケヤキの木がつかわれ、専用の道具があることもわかる。人の手によってつくられる伝統的な道具に関心を持つことができる。

内容

長野県の堀金(ほりがね)(現在の安曇野市の一部)では、臼(うす)が作られています。樹齢百年以上の、太いケヤキなどの木が材料です。かたくて丈夫な木を、丸く、くりぬいていきます。臼作りには、オオチョウナ、テチョウナ、ユキ、マルカンナなど、ほり出しから仕上げまで専用の道具があります。つく時に、もちが外にとびださず、うまくひっくりかえるよう、臼の内側には微妙なカーブがつけられています。1日でできるのは1個か2個です。臼は、ひとつ15万円ぐらいします。普通に使って、100年はもつそうです。

臼(うす)づくり
餅つきに使われる臼を作る様子です。樹齢百年以上のケヤキなど、固くて丈夫な木を、彫り出しから仕上げまでいろいろな専用の道具で丸くくり抜きます。
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