ねらい

星の誕生やでき方に興味・関心をもち観察しようとする。

内容

わたしたちが夜空に見るほとんどの星は、自ら輝く恒星です。星は宇宙空間に漂うガスやちりの中から生まれます。変化はゆっくりと始まります。ガスやちりが互いの引力によって寄り集まり渦を作ります。渦の中心では、次第に重力が強まります。やがて、中央のガスが一番濃くなった部分で激しい反応が始まり、明るく輝き始めます。恒星が誕生したのです。その時、星の内部では何が起きているのでしょうか。星の中心では、水素が互いに結びつき、ヘリウムに変わっています。「核融合」とよばれる反応が、星を輝かせます。核融合反応が起きて、物質の中の原子核同士が結びつき、別の物質へと変化するとき、すさまじいエネルギーが発生します。このエネルギーで星は輝いているのです。これは、オリオン座にあるトラペジウムという星です。太陽も、宇宙の中では普通の恒星の一つなのです。

星のたん生
恒星がガスやちりなどからできること、核融合反応によって光ることを説明します。