ねらい

各地の工業の特色を知り、地理的条件や歴史的条件の影響を考える。現在の課題について知る。

内容

群馬県富岡市は明治時代、日本最初の官営工場・富岡製糸場が作られた所です。もともと養蚕が盛んだったこの地域に近代的な製糸工場が作られたことで、群馬県は、近代日本の工業をリードしました。桐生(きりゅう)市は良質の糸を使った絹織物業が盛んです。絹織物は今も町の特産品で、西の西陣・東の桐生と言われています。細かい模様は、かつては人の手で行っていましたが、現在では機械化されています。また桐生市では織物だけでなく、現在はパチンコ台の生産が盛んです。全国のおよそ60%のパチンコ台が桐生市で生産されています。太田市は自動車や電機工業の町として発展しています。ここにはかつて飛行機工場があり、戦後になってから自動車工場が誕生しました。周辺には部品を作る工場が集まり、企業城下町が形成されています。

群馬県の工業
群馬県は明治時代には官営工場が作られるなど、製糸業が盛んでした。最近では機械や自動車の生産も盛んです。