ねらい

化石燃料に代わる風力、太陽光などクリーンエネルギーについて、その現状や今後の課題について学ぶ。

内容

石油、石炭、天然ガスなどの化石燃料には限りがあります。天然ガスは52年、石油は50年で枯渇してしまうとみられています。そのため、化石燃料にかわるエネルギーの開発や利用が進められています。二酸化炭素の排出量が少ないことなどから、2010年度には発電に使うエネルギーの1割程度をまかなうようになった原子力発電。しかし、2011年に発生した東日本大震災で、東京電力福島第一原子力発電所の放射性物質が広範囲に流出。利用が見直されるようになります。地球温暖化などの問題も合わせ、クリーンで安全なエネルギーを求める声が急速に高まりました。現在は、太陽光や風力、地熱、バイオマスによる発電などの繰り返し作れる「再生可能エネルギー」を活用する動きが活発になっています。このほか、日本近海で採取される「メタンハイドレート」は、純国産の資源として期待され、商業生産の実現に向けて、技術開発が進められています。

新しいエネルギー
石油、石炭などの化石燃料は有限です。そこで化石燃料に代わるエネルギーの開発や利用が進められています。