ねらい

トレニアの受粉と受精のようすを観察し、花のつくりと関連づけて理解する。

内容

トレニアです。花のしくみを見てみましょう。おしべはリング状になり、その奥にめしべがあります。めしべは先が二つにわれています。花粉を体につけた蜂がやってきて蜜を吸っています。この時、花粉がめしべにつき、受粉します。めしべの先に花粉をつけてみます。受粉するとめしべの先が閉じるしくみになっています。めしべに付いた花粉はすぐに発芽します。伸びていくのは花粉管です。花粉の細胞質が花粉管の方に移動していきます。特殊な光を当てて見た花粉管です。光って見えるのは精細胞です。2つの精細胞が、細胞質の流れに乗って、花粉管の先の方に移動していきます。花粉管の向かう先は、めしべの根元、「子房」です。子房を切ってみると・・・。中にはたくさんの粒が並んでいます。この粒ひとつひとつが胚珠です。胚珠をひとつ取り出してくわしく見てみます。

受粉と受精の観察-中学
トレニアの花が受粉すると、花粉管が伸び、2つの精細胞が子房の方へ移動していきます。花粉管は、やがて胚のうの先端に突き刺さり、精細胞が卵細胞と受精します。