ねらい

各地の特色を知り、地域の文化に理解を深める。

内容

群馬県南東部の太田市や大泉町は、自動車や電機機器などを多く生産する製造業の町です。ここでは外国人の姿を多く見かけますが、大泉町の人口のおよそ15%が日系ブラジル人などの外国人です。ここでは外国人が、工場の生産の大きな担い手となっているのです。バブル経済のために労働力が不足していた1990年、入国管理法が改正されたのをきっかけに、大泉町では外国人労働者を積極的に雇う気運が高まりました。そして多くの外国人たちが、出稼ぎのために日本にやってきたのです。外国人労働者の多い大泉町の役場では、外国人登録窓口にポルトガル語の話せる職員を配置するなど、外国人を受け入れる体制を整えています。町には、ブラジル料理店やブラジル人向けの品物を扱う店などが増え、町の様子も大きく変わってきています。

群馬県と日系人社会
群馬県には、日系ブラジル人などの外国出身の労働者がたくさん働いています。