国連は、２０２２年に世界の総人口が８０億に達すると発表しました。世界の総人口は、イギリスで産業革命が始まった１８世紀から増え方が大きくなりました。その後も増え続け、人口爆発と呼ばれる状態にあります。これは世界の人口密度をあらわした地図です。赤い色が濃くなるほど、人口密度が高いことを示しています。アメリカやヨーロッパなどの先進国の都市部、そして中国やインドなど、アジアの稲作地帯は特に人口密度が高くなっています。世界各地の人口の推移を見てみましょう。北アメリカ、ヨーロッパ、オセアニアなど先進国が集まる地域では変化が少ないですが、アジア、アフリカなど発展途上国が多い地域では年々増えていることが分かります。これは発展途上国でも衛生知識の広まりや医療施設の充実で、死亡率が低くなっていることに加え、労働力の確保などのために、出生率が高くなっているためです。