ねらい

各地の農業生産の特色を知り、自然的、社会的条件との関わりを考える。

内容

長野県の盆地では、冷涼な気候と水はけの良い土地を生かして、リンゴなどの果樹栽培が盛んです。長野県のリンゴの生産は、青森県に次いで全国第2位。リンゴの代表的な産地の一つです。リンゴは流通量が多く人気の高い果物ですが、大都市を中心とする消費者の好みの多様化やブランド志向がますます高まっているため、販売競争が激しくなっています。一戸の農家では難しいとされる新しい品種の開発は県の果樹試験場が行なっています。「高嶺」、「シナノスイート」、「シナノゴールド」などの新しい品種で競争力を強化しています。長野県では野菜の生産も盛んです。高原野菜のレタスは全国一位。他にセロリ、キャベツ、白菜などが主に生産されています。収穫したその日に東京の店頭に並べるため、農家では夜明け前から収穫作業を行なうことが珍しくありません。これらは高速道路とトラックを使い、東京などの大消費地へ運ばれます。

長野県の農業
長野県ではリンゴなどの果物栽培が盛んに行われています。ほかにも高原野菜などの特産物があります。
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