ねらい

公定歩合の役割について学習する。また1980年代以降公定歩合が下がっている日本経済についても理解する。

内容

日本銀行が一般の銀行にお金を貸し出す時の利子率を公定歩合といいます。一般の銀行は、公定歩合を基準にして利子率を決めます。公定歩合は、日本銀行の金融政策によって決まります。一般には、景気が良いときには高く悪い時には低く設定されます。どうしてなのでしょうか?公定歩合が高いと、銀行の利息も高くなりお金の流通が抑えられます。一方、公定歩合を低く抑えるとだれもがお金を借りやすくなり、お金の流通が活発になります。その結果、景気が回復するのです。これは日本の公定歩合の推移を表したグラフです。2001年9月から0.1%の低い金利が続きましたが2007年6月現在は、0.75%に改められています。公定歩合は経済動向によって左右されます。

公定歩合
経済政策の中心的役目を果たすのが「公定歩合」です。お金の流通を左右します。どういうことか考えてみましょう。